春なのでハオルチア

西部劇だったかそれとも砂漠の生き物特集系だったかもう覚えていないけれど、サボテンというのを初めて知ったのはきっとテレビを観てだと思う。

ニンゲンの身長を超える大きな柱の様な植物。木じゃないんだぜ、スゲェ。

幼稚園児だったわたしは、カラカラの大地に生えながら水をいっぱいに蓄えたその体にトゲトゲをいっぱい生やしたその姿はまさに異世界の植物だとテンションが上がった。

 

幼いころは、あまり花というものが好きではなかった。

特に切り花や一年草にはあまり良い印象がない。

というのも、うちの母は花を買ってきては枯らす、水をやらないタイプのブラウンフィンガーだったので、うちの家に来る花の命はことごとく短く、なぜみんなこんなすぐにダメになるものを飾って喜ぶんだろうか?と疑問に思っていた。

 

そんなわたしは、1年でほとんど雨の降らない大地でも力強く育つサボテンは最強!と、いつか本物のサボテンを見ることを夢見ていた。

 

その機会は結構すぐに訪れたと記憶している。

テレビの様な大きな柱サボテンではなかったが、ホームセンターの植物コーナーで小さな植木鉢に入ったサボテン(しかも大量に!)を発見した。

すんごいすんごい小さかったと思うんだけど、あれは1寸鉢だったのかなあ…思い返すだけでもそのときの感動がよみがえってくる。

 

サボテンって、砂漠じゃなくても、日本でも、いけるんや!

 

さっそく両親をひっぱっていって、これを買って!と強請り、2つ購入した。

ザ・サボテンという感じの固いトゲトゲの金鯱と、まさかのふわふわ毛の白翁玉。

これがわたしの、楽しいサボテンライフの始まり!

とはいかずに、その2つは早々にダメにしてしまった。

原因は水のやりすぎ。

ほっといても育つと言われる最強植物サボテンを枯らした(性格には、腐らせた)ことは当時のわたしには大きなショックで、「植物はニセモノが一番」と、その後はサボテンや多肉植物のグッズ等をちょこちょこ集めるだけでまったく植物にはかかわらない生活をしていた。(社会人になったときにも、会社にあったメーター級の柱サボテンも水のやりすぎで腐らせたけど。)

 

 

ここ数年ブームになっているハオルチアやチランジア。

綺麗だなあ、素敵だなあとSNSを眺める毎日でだったが、どうせ腐らすから…と実物は手に取れないでいた。

 

しかし、去年の暮れにうちの母親が知り合いに送る花を選びに行くというので花屋さんに一緒に行くと、そこにはたくさんの花…と思いきや、花よりも多肉植物やエアープランツが多いくらいで、想像だにしなかったわたしはめちゃ

くちゃテンションが上がった。

 

子供の様にはしゃいでしまい、店長さんに、多肉お好きなんですねとほほ笑みかけられ我に返る。

そう、わたしは黒い指の魔女、植物に触れればすぐに腐らせてしまう(厨二設定)。

で、結局わたし自身は何も買わず母が花を選び終わってお会計をするときに、先ほどの店長さんが

「これ、おつけします。」

と、エアープランツをひとつ手渡してくれた。

 

チランジア

 品種は聞かなかったけど、後から調べたらコットンキャンデーというやつに似ている。

とりあえず、エアプランツの育て方をぐーぐる先生に聞きまくり、何とか年も明けて今日まで腐らず枯らさずもっています。

 

これで調子に乗ったわたしは、やっぱり多肉を育ててぇ!もう一度チャンスをくれ!とばかりに下調べをしてからちょこちょこ100均のサボテンや多肉植物を購入。

 

観葉植物

水を得た魚よろしく、草を得た人間。

 

多肉植物

ちょこちょこと買い集めて、今では窓際にたくさん。

 

 

100均のハオルチア

やっぱり水をあげすぎで徒長させてしまったりしながらも、なんとかまだ1つも腐らせずにキープできている。

 

 

ハオルチア 光るオブツーサ

【光るオブツーサ [Haworthia obtusa v HIKARU]】

 

元来の収集癖が顔を覗かせ、はまったのはハオルチア属[Haworthia]。

 

ハオルチア 雫石

【雫石 [Haworthia cooperi]】

 

春になったし、はおはおちゃんズをたくさん愛でるぞー!と気合が入ってしまっているので、水のやりすぎにならないように戒めにブログに。

 

ハオルチア グリーン王扇

【グリーン王扇 [Haworthia truncata]】

 

春は良いな…ハオルチアもチンラジアも水やりたくさんできて…ってことで、きのう全部にお水シャーっとした。

 

 

ハオルチア エメラルドフラッシュ

【エメラルドフラッシュ [Haworthia ???]】

とりあえず、春秋型を上手く育てられる様になるため勉強中。